子どもをサポートする仕事に就きたいと考えている人にとって、特別支援教育支援員はひとつの選択肢に挙げられるでしょう。
ここでは、特別支援教育支援員の仕事内容や向いている人の特徴などについて詳しく解説。他にも、子どもを支援するさまざまな仕事について紹介しているので、ぜひそちらも将来の選択肢として検討してみてください。
特別支援教育支援員とは、特別支援が必要な子どもの日常生活や学習面をサポートする仕事です。
小・中学校では発達に課題がある生徒を受け入れる機会が増加しており、適切な対応が求められるようになったため、政府は特別支援教育支援員を設置しました。特別なサポートを要する生徒の中には、通常学級で授業を受けている子どももいます。政府の対策によって、個々の生徒に合った指導やサポートが可能となりました。
通常学級の授業において、対象生徒の学習サポートを行っています。
例えば、書くことが難しい生徒のテストの代筆を行ったり、聞くことが難しい生徒に対し教員の話を何度も伝えたりなど、一人ひとりに寄り添いながら学習面を支えます。
他、特別支援が必要な生徒への理解を促進することも大切な仕事。友達として何ができるか、どのように接すればよいのかなど、サポートの仕方を周囲の生徒に伝えています。
学校での移動時間や休み時間、行事など、日常生活における介助も大切な仕事です。
例を挙げると、自分で食べることが困難な生徒の食事補助、車いすでの移動・乗降サポート、衣服の着脱や排せつの介助などが当てはまるでしょう。しかし、すべてにおいてサポートを行うわけではありません。生徒が自分でできることは辛抱強く見守り、自力でできることを増やせるよう励ますことも、仕事に含まれています。
対象生徒の健康や安全を確保し、安心して学校生活が送れるようサポートします。
例えば、彫刻刀やカッターを使う図工、火を使う家庭科の実技、身体を動かす体育などで、ケガをしないよう安全を確保するという仕事が挙げられるでしょう。また、てんかんなどの発作が起こる生徒を把握しておき、発作が起きた際に適切に対応する、他者への攻撃を防止する、といった仕事も担当しています。
発達に課題のある子どもに共感し、献身的にサポートできる思いやりのある人が向いているでしょう。
特別支援を要する子どもは、どうしても周りのスピードについていくことが難しく、行動がゆっくりになってしまいます。そのため、無理に急かすのではなく、子どもの感情に寄り添いながら、思いやりを持って接する能力が求められます。
忍耐力と柔軟性が高い人も向いていると言えます。
特別支援教育支援員の仕事は、なかなか自分の思いどおりにいかないことも多いでしょう。着替えひとつとっても、すぐにスムーズにできるわけではありません。根気強く対応し、子どもに合ったサポートをすることが大切です。
また、柔軟性があれば、仕事中にトラブルが起きた際にも臨機応変に対応し、冷静に対処できるでしょう。
小学校や中学校などの教育現場で、子どもの学習をサポートする職業です。授業中の学習支援はもちろん、放課後学習や家庭学習においてもサポートを行っている点が特徴でしょう。
授業中では、理解することが難しい子どもに個別に教えたり、特定の子どもにつきっきりで指導したりすることも。他には、放課後の補習や自習の見守り、補習学習や家庭学習の教材作成、ドリル学習の採点業務なども行い、子どもの学びを包括的にサポートしています。
| 特別支援教育支援員との違い | ・学習支援員は、学校で学習に課題を抱えている子どもが対象。授業中の個別学習サポートや放課後の補習指導なども行い、担任をサポートする。 ・特別支援教育支援員は、学校で特別支援を必要とする子どもが対象。学習面でのサポートや日常生活のサポートを行う。 |
|---|---|
| 向いている人 | ・学習支援員は授業の補助や学習指導が主な業務であるため、教育に興味関心が高く、熱意を持ってサポートできる人 ・特別支援教育支援員は、特別支援が必要な子どもをサポートするため、高い献身性や思いやり、臨機応変に対応できる柔軟性を持っている人 |
児童指導員は、成長や発達に課題がある子どもや、家庭に問題がある子どもを対象とし、福祉施設などで学習や日常生活、遊びなどのサポートを行う専門職です。
子ども一人ひとりとじっくり向き合い、それぞれに合わせた個別の支援計画を立ててサポートしています。子ども・保護者が抱える悩みや相談にのることで、心理的なケアができる点も特徴と言えるでしょう。
時間をかけて深い信頼関係を築けるため、子どもの成長を近くで直に感じることができます。
| 特別支援教育支援員との違い | ・児童指導員は、福祉施設などで特別な支援を必要とする子どもを対象に、学習や日常生活のサポートを行う。個々の子どもに合わせたサポートが可能。 ・特別支援教育支援員は、学校で特別支援を必要とする子どもが対象。学習面や日常生活においてサポートを行う |
|---|---|
| 向いている人 | ・児童指導員は、子ども一人ひとりに寄り添って学習や生活をサポートするため、子どもとじっくり向き合い成長を実感したい人 ・特別支援教育支援員は、特別支援を要する子どもをサポートするため、高い献身性や思いやり、臨機応変に対応できる柔軟性を持っている人 |
児童指導員は、おもに家庭に問題のある子どもや発達に課題がある子どもを対象とする専門職です。
メインとなる職場は学校ではなく、児童養護施設や放課後等デイサービス、児童発達支援事務所などの福祉施設。それゆえ、児童指導員はただ教育や指導を行うだけではなく、療育にも携われる仕事と言えるでしょう。
教育の他、福祉や医療という側面も持っているため、多角的な面から子どもをサポートすることが可能。個々の子どもにじっくりと寄り添いながらサポートし、成長を間近で見守ることのできる、やりがいのある仕事です。
ここでは、サイトの監修会社であるドットラインが運営する放課後等デイサービス「ドットジュニア」で児童指導員として働いている方々に、仕事のやりがいを伺いました。実際の現場の声を聞くことで、仕事の魅力を知ることができるでしょう。ぜひ参考にしてください。
子どもをサポートできる仕事には、特別支援教育支援員の他にも、学習支援員や児童指導員などさまざまなものがあります。仕事内容や対象となる子ども、向いている人の特性などそれぞれ異なっていますので、まずは各仕事の特徴を正しく理解し、どのような違いがあるのかを知ることが大切です。しっかりと学んだうえで、自分に合った仕事を選んでください。
中でも、療育に関われる「児童指導員」は、子ども一人ひとりと深く関わり、長期的にサポートができる仕事です。成長を間近で見守ることができるため、非常にやりがいを感じられるでしょう。児童指導員になるための方法をわかりやすく解説した特集ページもあるので、ぜひ参考にしてください。
ドットジュニアは、千葉県全域で児童デイサービス事業を展開。個別療育プログラムを複数用意し、子ども一人ひとりに合わせた支援を行っています。
子どもたちが目をキラキラ輝かせながら「できた!」と、みんなに言いたくなるような「前向きな成功体験」を大事にしており、成功体験を積みながら、子どもの成長を支援しています。